新しいMac miniが発表されました。M2またはM2 ProのCPUが搭載されています。
発売日は2023年2月3日です。
前世代（M1）と比較しながら見ていきます。
簡易比較表
| 項目 | Mac mini（M2） | Mac mini（M1） |
| CPU | Apple M2 または M2 Pro | Apple M1 |
| CPUコア数 | 8コア（M2） 最大12コア（M2 Pro） | 8コア |
| GPUコア数 | 10コア（M2） 最大19コア（M2 Pro） | 8コア |
| メモリ | 8GB（M2） 16GB 24GB（M2） 32GB（M2 Pro） | 8GB 16GB |
| ストレージ | 256GB SSD（M2） 512GB SSD 1TB SSD 2TB SSD 4TB SSD（M2 Pro） 8TB SSD（M2 Pro） | 256GB SSD 512GB SSD 1TB SSD 2TB SSD |
| 端子 | Thunderbolt 4ポート x 2（M2）、 Thunderbolt 4ポート x 4（M2 Pro） USB-Aポート x 2 HDMIポート ギガビットEthernet または10Gb Ethernet | Thunderbolt / USB 4ポート x 2 USB-Aポート x 2 HDMIポート ギガビットEthernet |
| ワイヤレス | Wi-Fi 6E（802.11ax） Bluetooth 5.3 | 802.11ax Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
| 価格 | 84,800円～ | 92,800円～ |
特徴
Apple M2（Pro）搭載
新しいMac miniではAppleのパソコン、タブレット向け最新CPUである「Apple M2」または「Apple M2 Pro」を搭載しています。
M2 Proでは最大12コアのCPU、19コアのGPUを搭載し、メモリ32GB、ストレージ8TBと最大容量が増加しています。
一方M2ではGPUが10コア、メモリが最大24GBになりましたが、CPUコア数、ストレージ最大容量はM1と同じになっています。
Intel CPUのMac miniと比較して大幅な性能向上を謳っていますが、M1と比較すると革新的な性能向上はないようです。
ベンチマーク
M2は既にMacbook Airに搭載されておりベンチマークが出ていますが、M1からは僅かなスコア向上となっています。
ただし、薄型のMacbook Airよりは排熱がよいと思われますので、スコアは少し上がる可能性があります。
| CPU | Apple M2 | Apple M1 |
| Passmark Mulch | 15382 | 14280 |
| Passmark single | 4002 | 3732 |
外観（端子）
基本的な外観に変更はありませんが、M2 Pro搭載モデルではThunderbolt 4ポートが4つに増加しています。
特にMac miniをメインPCとして使う方には嬉しい改良点と思います。
M2 Pro
M2
価格
Mac mini（M2）はM1よりも若干最低価格が低下しています。
M1の発売当初よりは少し高いですが、ドル円のレートを考えると妥当な価格と思います。
| M2 | M1（最終価格） | M1（発売当初） | |
| 最低価格 | 84,800円～ | 92,800円～ | 79,800円～ |
総評
一番安く買える「Mac」として、価格の低下が嬉しいです。手の出しやすさが変わってきます。
また、M2「pro」が搭載できるようになり、最大メモリ、最大ストレージが大幅に上昇し、端子も増えたため、「Mac miniをメインPCにしたい」という需要に応えられるものになったと思います。
一方M2チップ自体はM1から大きな性能向上はなく、マイナーアップデートレベルの変化のため、M1から買い替える意味はあまりなさそうです。
以上、Mac mini（M2、M2 Pro）の評価でした。ご覧いただきありがとうございました。
